++100 titles++
無謀にも100のお題に挑戦中です…。出来る限り、このサイトのオリキャラを使って描いていく予定。いつも顔だけのイラストなど、あまり内容のない絵ばかり描いていたので、少しは意味のある絵を描こう!と思いはじめてみました☆最後まで描けるように頑張りたいと思います! |
001〜005題目 006〜010題目 011〜015題目 016〜020題目 021〜025題目
026〜030題目 031〜035題目 036〜040題目 041〜045題目 046〜050題目
051〜055題目 056〜060題目 061〜065題目 066〜070題目 071〜075題目
076〜080題目 081〜085題目 086〜090題目 091〜095題目 096〜100題目
006-歯痒い |
「今日は楽しかったよ、ワンス。それじゃあまた!」 「あ!麒麟君、ちょっとまって!」 「何?まだボクに用があるの?」 「………君は、いつも突然、ボクたちの前に現れて…そして、いつもボクたちを助けてくれるよね?本当にいつもありがとう。でも、いつも助けてもらってばかりで、お礼がしたいんだけど…ボクにはなにも思いつかなくて…」 「ああ、そのことだったら、気にしなくていいよ。ボクが勝手にやっていることだしね。それに、こうやってたまに君達に会って、話をするのも楽しいから。」 「……そう言ってくれると、嬉しいよ。……あの、それともう一つ、君に聞きたいことがあるんだけど…」 「ん??」 「……君は一体何者なんだ?突然現れたかと思えば、いつも何時の間にかいなくなってたりするし…前から気になっていたんだけど…一体君は……」 「あはははははは!!」 「……!?」 「その質問にだけは、答えられないね。自分で考えてみなよ。まあ、どうせ君達の頭じゃ、いくら考えても僕の正体は暴けないだろうけどね!」 「…………!」 「はははっ!じゃあ、また会おうね!ワンス☆」 麒麟は笑顔でそう言いうとすぐに、闇の中へ消えていった。 |
実は、もう一つ、ストーリーを作ってみました。→■こちら■ しかし、この絵は…どうみても、「歯がゆい」絵じゃないですね。(ーー;)これは絵の修行のはずなのに、「歯がゆい」絵が描けなかったことに、私は「歯がゆい」です。(冗談抜きで・汗) |
007-あかずの扉 |
「リスティン…? 何やってるんだい」 「うわっ!!!!!!! お、お母さん、な、なあに?こんな時間に!!!?」 もう既に寝ていただろうと思っていた母に、急に後ろから話しかけられ、吃驚仰天。 「何…って、それはこっちの台詞だよ!母さんはただ、2階の方で、ごそごそ音が聞こえるから、何かと思ってちょっと見に来ただけだよ。アンタこそこんな時間にこんなところで何やってんだい?」 至って冷静な母。それに対して私は、未ださっきのドキドキがおさまらない。 「え、ええっと…あの…その〜」 「……?そういや、そこの部屋の戸、少し前から鍵がかかってて、あかないんだよ。鍵もどこかになくしちまってね。…リスティン、アンタ何か知ってるんじゃないのかい?」 流石は母…。もしかして…既にばれてる…? 「や、やあね。お母さんったら。私は知らないわよ。」 …しまった。今のは、ちょっとわざとらしかったかしら…。 「そうかい?ならいいんだけど…。それじゃ、アタしゃねるよ。アンタも早く寝なさいよ!」 あら?そうでもなかったみたい…? 「は〜い。お休みなさい。お母さん」 : 10分後… : そのとき、ドアが少し開いて、その隙間から一匹の子猫を抱いた一人の少女が出てきた。 「ふうぅ。良かったね。バレなくて…」 「うん。少し前に一度、人族たちの住む村に行ったときに、捨てられてた子たちを、拾ってきちゃったけど、これでよかったのかな?」 「でも…あのままじゃ可愛そうだったし…」 「そうよね…。こういう捨てられた子たちが、長い年月をかけて、悪い魔物や獣人になったりするのかもしれない…」 「そう考えると怖いね…」 「うん。…少なくともこの子たちは、そうならないように、私たち二人で育てていきましょうね。お母さんにばれないように…」 「そうだね…」 二人は、そう話しながら子猫をぎゅっと抱きしめた。 |
いやあ、この絵、ノートパソコンで変な角度からみると、真っ黒な絵になっちゃいますね。(汗) でもこう…ちょっとでも不気味な雰囲気を出したかったので。(^^; リスティンって意外と巨…!?(笑)きっと、ルエイトはそのとき、下の方でこっそりと二人の話を聞いてたんじゃないかな〜と思います。そして、何も聞いていなかったかのようにそのまま、床についたのでした。 |
008-水の中 |
「あ!見つけた!もう、どこに行ったのかと思えば、こんなところにいたのか…。探したぞ。」 ルナは、ビー玉のような緑色に光る小さな玉に向かってそう呟いた。 「でも、お前は自ら光って、僕に居場所をおしえてくれたね?……実は、お前、迷子になってたんだろう?」 にやりとしながらそう言うルナに対して、緑色に光る玉は、少し光を弱くした。 「さあ、急いで戻らないと、ファイス様に叱られる!……って、そんな訳ないか…。それどころか、あの人は僕のことなんか待っていてくれてもいないだろうな……でも良いんだ。僕にはあの人しかいないから…ずっとついて行くよ…。生きている限り、いつまでも…」 |
なんとなくルナの気持ちを描いてみました。中途半端でゴメンなさい;今回は、意外と躓くことなくすっと描けました。(私にしては珍しい;)でも、雰囲気的には、次のお題絵にした方が良いかも…という感じ…。この光っている玉は、「キャラ紹介」でルナが右手で持っている玉です。なんとなく描いたものだったんですが…ちょっと関連付けてみたり。。(^^; |
009-ひかり |
銀髪に青い瞳の小さな狐族の少年が、壊れた魔法の杖に、両手を翳していた。 その両手からは、淡い黄色い光を放っている。 隣には、つんつんとした金髪に緑の瞳の元気そうな同じく狐族の少年がいた。 「……修復の魔法ってさあ、けっこう使うの難しい時があるんだよね」 銀髪の少年は、ぼそぼそと、小さな声でそうつぶやいた。 「…へえ。魔法の得意なゼロスでもそういう風に思うことがあるんだ!ちょっとびっくり☆…で、それって、どんな時??」 金髪の少年は、興味津々に銀髪の少年ゼロスにそう問いかけた。 「…んー。この魔法って、集中してないと上手くいかないことが多いんだ」 ゼロスは、ちょっぴり難しい顔をしてそう答える。 「……だから?」 尚も問いかけるワンス。 「ん。だから、隣に騒がしい人がいると、すっごくやりにくい…」 ゼロスはワンスに少し目配せをしながら、はっきりとそう言った。 「…………も、もしかして、それって、ボクのこと…?」 「…そうは、言ってないけど…もうちょっと静かにしててくれる?」 「…………わ、分かったよ」 ワンスは、しょんぼりとした様子で、とぼとぼと何処へともなく歩いていった。 「…ちょっと悪いことしちゃったかな…」 ゼロスはまたもぼそぼそと、小声でそうつぶやいた。 |
やっぱり、前回の絵の方が、このお題にぴったりだったかもしれませんね。(^^;)なんだか似たような絵になってしまいました。今回はオリキャラのゼロスです。 ゼロスとワンスの関係って、兄弟なんだけど、こういう感じです。とにかく、ゼロスは、誰に対しても口数少なく、そっけない。彼が、笑顔を見せるのは、一体どんなときなんでしょうね。それは作者にもわかりません。 |
010-指先 |
「なあ、オレっておかしいのかな…?」 赤い髪の山猫族の少年が、突然そう呟いた。 「あ?何だよ、いきなり」 隣にいた、少しオレンジがかった金髪の狐族の少年がびっくりしたように、そう答える。 「……オレ…、朝起きたとき、時々前の日の夜にあったことを、全然覚えてないときがあるんだ。姉ちゃんに聞いても、『きっと、気のせいだから、アンタが気にすることないよ』とか言われちゃって…。姉ちゃんが優しいと、かえって気味が悪いし、ますます気になっちまってさあ。それに、この右手の人差し指の傷。いつ怪我したか覚えてないんだ。な?なんか変だろ?」 表情は明るいが、どこか、寂しそうな声だった。 「あ、ああ……。でも、俺も壱流と同じ意見だぜ、そんなに、気にすることないって。その傷だって、きっと寝てる間にベッドから落っこちたときにでも、できた傷だろ」 「うーん。まあ、そうだな。我ながら寝相の悪さは認める…。気にしすぎても頭いたくなるだけだ。お前の言う通り、あんまり気にしないことにするよ…」 「ああ、そうした方がいいな…」 |
なんだか、まったくストーリーを考えずに描いた絵です。(汗)なので、かなりストーリーを書くのに悩みました。ストーリーにあわせるために、絵日記で描いたものに、フォトショで、ちょっと描き足してみたり…。零斗は、普段は、ごく普通の元気な少年。しかし、夜になると、時々性格が豹変します。とても残酷な性格に…。そして、暴れたりもします。でも、そのときのことは、零斗は覚えていません。友達のトゥースはそのことを知っているのですが、今はどうすることもできない…という感じの場面ですね。零斗は、「気にしない」とここでは、言ってますが、この後もずっとこのことですごく悩みます。なんだか、絵の割りにシリアスな内容になってしまった;しかも中途半端。(汗) |
このお題は、「happy together」様の提供によるものです。