++100 titles++
無謀にも100のお題に挑戦中です…。出来る限り、このサイトのオリキャラを使って描いていく予定。いつも顔だけのイラストなど、あまり内容のない絵ばかり描いていたので、少しは意味のある絵を描こう!と思いはじめてみました☆最後まで描けるように頑張りたいと思います! |
001〜005題目 006〜010題目 011〜015題目 016〜020題目 021〜025題目
026〜030題目 031〜035題目 036〜040題目 041〜045題目 046〜050題目
051〜055題目 056〜060題目 061〜065題目 066〜070題目 071〜075題目
076〜080題目 081〜085題目 086〜090題目 091〜095題目 096〜100題目
001-困ったなあ。 |
「絶対こっちだよぅ〜!」 ワンスが言った。 「……ぼくはこっち…だと思う…」 今度はその弟のゼロスがこう言う。 「いい加減、どっちかにしてくれよ」 傍から見ていた、一番上の兄トゥースは、二人の意見が分かれていることで困っていた。 「じゃあ、トゥース兄ちゃんが決めてよ!」 いきなり決定権を渡されたトゥース。 「俺は…さっきも言ったが、ゼロスの言う通り、左…だと思うんだけどなぁ」 とりあえず、自分の素直な意見を述べてみたようだ。すると、 「違うよー!! 絶対、右!! もう二人ともボクの勘が信じられないっていうの?」 と、ワンスが反論する。 「う…じゃ、じゃあ右か…?」 ちょっと迷いながらも、その意見に流されこう言ってしまったようだ。 「いや、絶対、論理的に考えても左だよ。ぼくは前にここを通った覚えがかすかだけどあるような気がする」 (…おいおい論理的って何だよ) と、トゥースは心の中で思った。 そしてまた会話がループする…。 |
最初は、やはり看板息子達を描きたかったので、こういう絵になりました!ちょっとありきたり…。道が二つに分かれていて、どっちに行こうか悩んでいるところ…。。でもトゥースは、そんなことよりも、二人の意見が分かれていることに困っている模様…。。 |
002-G59 |
「最近、拾ったこの銃…見た目は新品同様だが、中身は完全にぶっ壊れてやがる。一体どう扱ったら、こんな壊れ方するんだ?」 あまりに不思議な壊れ方をしていたため、機械好きな彼にとっては、少々理不尽なものがあった。 「しっかし、G59なんて書いてあるが、何だろうな…これ。」 意味不明な英数字が書かれていたが、流石の彼にも意味は分からない。 「……っと、よし!おい、ガイ!一応直してみたんだが…試しにお前、撃ってみないか?」 近くにいた、黒髪の少年に、何故かナユタはニヤつきながらそう話しかけた。 「ナユタ…お前、知ってて言ってるだろ?僕には銃なんて使いこなせないよ。それに…ちゃんと直ったのかも怪しいところだな。黒焦げになるのだけはごめんだ」 あっさりと断られてしまった。ちょっと残念そうな顔をしている。一体彼は、何を企んでいたのだろうか…。 |
今回はオリキャラのナユタです。G59の意味がよく分からず…なんとなく、ロボットや銃かなんかの名前っぽいなあと思って、銃を描いてみました。銃とか描いたの初めてなんで、ちょっと曖昧…。(汗) |
003-蟲 |
「ねえ、お姉ちゃん、これなあに?」 リシナが、木にぶら下がっていた、枯れた葉っぱのような茶色っぽい物体を指差した。そう言った。 「え?ああvそれは蓑虫っていう虫よ。可愛いわねv」 側にいた姉のリスティンは、嬉しそうにリシナにそう言った。 「…………」 リシナは一瞬、絶句した後、大声で叫びながらどこへともなく、走りさっていった。 「あら?リシナったら、どうしたのかしら?変な子ね〜」 |
大の虫嫌いなリシナ。蟻が一匹いるのを見るだけでも、逃げ出すほどの虫嫌い…。それに対して、虫好きの姉のリスティン…。 |
004-デンジャー |
「くぉおおらあぁー!!! 零斗!! それ、返しなさい!!!」 紫髪の活発そうな少女が、逃げる少年を追いかけながら叫んでいる。 「へっ!や〜だねっ!アッカンべ〜だ!! しっかし、姉ちゃんがこんなものに興味があったとはね〜。少しは女らしいところもあったわけだ」 どうやら二人は、姉弟らしい。 一瞬、顔を真っ赤にさせ恥かしそうな表情を見せる姉。しかしすぐに強気に出る。 「………!!!!! 何さ!アタシが化粧とかして何が悪い!!」 「誰も悪いなんて言ってないだろ?ただ、姉ちゃんみたいなブスが化粧したところで、何にも変わらないと思うけどな〜」 「くっ!…こんのおおおぉ…!!! よくも言ったわね〜!! 零斗、今日は晩飯抜き!!」 「げっ!? マジかよ……そればっかりは簡便してくれよ〜」 「…じゃあ、素直にアタシにあやまりなさい。そしてそれを返すの。もしそれでも言うこと聞かないなら………あんたを殺して取り返すまで!」 「……わ、分かったよ。返せば良いんだろう?返せば」 「ごめんなさいは!?」 「………ごめん…なさい〜」 姉強し。 |
そして意外に素直な零斗君。でも懲りない零斗はまたも同じようなことを繰り返すのだった。 |
005-白黒 |
「わあ〜お兄ちゃん、見て見て!」 妹は、そう言いながらある一枚の写真を持って、隣の部屋から走ってきた。 「なんだい?ケイ」 「懐かしい写真を見つけたの。これって…まだ、あたしが9歳くらいだったころかな?すると…お兄ちゃんはまだ11歳の頃かぁ。ふふふ。かぁわいいなあ」 確かに、懐かしい写真だ。写真の端の方が所々、破れかけている。 「これは…たしか、ちょうど6年前、ナユタと初めて出会った日に記念に撮った写真だな」 あのときのことは、何故だかよく覚えている。というよりは、忘れられないのか。 「そっか〜。ナユタに出会ってからもうそんなに経つんだね〜。早いなあ」 妹は、本当に嬉しそうに写真をずっと眺めている。このときのことはあまり覚えていないらしい。僕は、ホッとした。しかし… 「あら?ねえねえ、よく見たらこの写真のお兄ちゃん、なんだか様子が変じゃない?どうしてかしら?」 やっぱり気づかれてしまった。 「あ、…ああ、これは……ちょっと恥かしい話だけど、この頃の僕の背丈は、ケイ、君と寸分も違わなかったんだ。それじゃかっこつかないからって、ナユタが背伸びしろってうるさくてね。…精一杯背伸びして写ってる…」 僕は、苦笑しながらも素直にそう答えた。 「ええ?そうだったっけ?あたし、そこまで覚えてないや……へえぇ〜、お兄ちゃんがあたしと大して身長変わらないときがあったなんて…今じゃ信じられないね」 |
えと。。白黒と言ったら、私には白黒写真しか思いつかなかった。(^^; でも、ワンスたちのような狐族には、写真というものは、なさそうなんで、人族のガイとケイの少し幼い頃を描いてみました。 |
このお題は、「happy together」様の提供によるものです。