「ねえねえ、ゼロス君ってさあ、何でいつもむすっとしてるの??それに無口だし…」
麒麟は不思議そうな顔をしてトゥースにそう問いかけた。
「……それが…俺たちにもよく分からないんだ」
「ふーん、そうなんだ」
トゥースと麒麟が話している後ろから、ワンスが歩いてきた。
ワンスは麒麟の背中にふと目を向ける。
「………あ」
ワンスは何かに気づいたらしい…。
麒麟とトゥースは尚も話を続けている。
「あ!分かった!! ゼロス君って、本当は…実はおしゃべりなんだよ。でも話し出すと止まらないから、自粛してるんだよ。きっと!」
「……そう…なのかなあ。いや…でもそれと無表情なのはあんまり関係なさそうじゃないか?」
「うーん…そういえば…そうだよね〜。わっかんないなあ…」
「………………」
ワンスはまだ、麒麟の背中をじっと見ている。…そして、何故かちょっと逃げ腰でもあった。
トゥースと麒麟は、相変わらず楽しそうに話している。
「あはははははは!! トゥース、その話面白い!もっと続き聞かせてよ!」
「お!? そうか?じゃあ……」
「……あ、あの〜、麒麟君?お話中、悪いんだけど〜」
ワンスは、かなり弱々しい声で、麒麟にそう話しかける。
「なんだよ!ワンス、今取り込み中!! 後にして!」
「で、でも〜」
「んもうー!仕方ないなあ、で何?手っ取り早くお願いするよ」
「…うん、…あの〜えと……せ、背中に……10センチくらいの…」
「くらいの?」
「くらいの…ゴキブリが……」
一瞬、麒麟の表情が固まった。
「……冗談…だよね?? あはは…はは」
「残念ながら…本当だよ」
ワンスは無理にニコニコしながら言った。
麒麟は恐る恐る自分の背中を見た。
すると、そのゴキブリは既に肩の位置まで這い上がってきており、
麒麟の目から超至近距離にいた。
麒麟「うわあああああああああぁぁぁ!!!」
麒麟はあわてて振り落とそうと走りまわった。
しかし、簡単には落ちない。そうこうしているうちに、
麒麟は何時の間にか、闇の中へ消えていってしまった。
ただ、悲鳴だけはそこら中に響き渡っていたが…。

どっちにしても全然「歯がゆい」ストーリーでもないね。(^^;
しかも文才ないので、面白くかけないよ〜!!
もっと文章力欲しい……。。(−−;


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