++100 titles++

無謀にも100のお題に挑戦中です…。出来る限り、このサイトのオリキャラを使って描いていく予定。いつも顔だけのイラストなど、あまり内容のない絵ばかり描いていたので、少しは意味のある絵を描こう!と思いはじめてみました☆最後まで描けるように頑張りたいと思います!

001〜005題目  006〜010題目  011〜015題目  016〜020題目  021〜025題目
026〜030題目  031〜035題目  036〜040題目  041〜045題目  046〜050題目
051〜055題目  056〜060題目  061〜065題目  066〜070題目  071〜075題目
076〜080題目  081〜085題目  086〜090題目  091〜095題目  096〜100題目

031-鎧
「鎧なんて必要ない…強いて言うなら、この二本の刀があたいの鎧なのさっ…!」

はっきり言って…やっぱり2年近く放置してると…何をかこうとしていたのかさっぱりです(;´Д`) まあ、でも戦闘シーンって、お題で描くのは難しいものがあると思うのです…;(ネタバレ含みそうだし…;) と言い訳してみる…(ォィ) もともと、小説のお題じゃないので、これで簡便してやって下さい(><; って、いつも彼女のストーリーのときはこうなんだよなー……orz
(05/08/30story更新)

032-歌
「──〜♪──〜♪」
狸族の子供が歌を歌っている。───ずっといつまでも聴いていたくなるような、とても心地よい、透き通った清らかな声だ。
朱色の装束を纏い、翠色の髪に赤茶色の瞳、後ろ髪は短いが、横の髪が長く、青い紐で括っている。その髪型と綺麗な顔立ち、小柄な体格のせいか、遠くから見ると、まるで少女のような風貌だが、…よく見ると少年のようだ。
「やはり、歌清の声は天下一品じゃな♪ きっとこの世界で、そなたに歌で敵う者はいるまい」
歌清(かずみ)と呼ばれたその少年の傍らに居た、一人の人物がそう言った。歌清よりも更に小柄で、焦げ茶色の髪にオレンジの瞳、そして大きめの丸眼鏡、頭には羽根のついた髪飾りを付けている。
…こちらは紛れもない少女のようだが、その姿には見合わない大人びた……いや、まるで老人のような口調だった。─どうやら、狸一族の長、つまり一族の中では、一番偉い地位にあたる人物らしい。
「……勿体無いお言葉、身に余る光栄に存じます」
歌清は、歌うのを止め、その少女に対し、丁寧な口調で深々と頭を下げる。
─だが、すぐに頭をあげ、こう言った。
「しかし、長、…それは誉めすぎです。この世界は、とても広いのです。歌を好み、それを仕事としている者も多いことでしょう。…私などよりもずっとずっと綺麗な声を持つ者はたくさんいるはずです。」
少し得意げのようにも聴こえる口調だった。
長と呼ばれた、眼鏡をかけた少女は、その言葉を聞いた途端、怪訝な顔をする。
「……そなたは、長である妾の言うことが嘘だと申したいのか!?」
急に怒ったような口調で怒鳴られたので、歌清は少し驚いた。
「お、長……私は何もそうだとは…」
少女は、そんな歌清を見てか、今度は少し穏やかな表情になった。
「歌清…謙虚なのは良いこともあるが…そなたはもっと自信を持つべきじゃ。妾が、一番だと言えば、それは一番なのじゃ!…これからも妾のために歌ってくれるな?」
「…は…はい!もちろんです。……でも長…それはちょっと強引すぎ…」
「歌清!なんか言ったか!?」
「い、いいえ!何にもっ」
「うむ。ならば、宜しい。」
歌清は、少し納得のいかないところもあったが、長の優しさをしっかりと感じていた。

…なんか言葉が…大いに足りない気がするんですが;; というか、これは、いつかの絵日記でも似たようなお話を書いたんですが、それをちょっと長めに書いて見たというか…。。文章はホント難しいですね;; これからも、もう少し人に伝わるような文章が書けるように地道に頑張ります。(05/09/04story更新)

033-翼
背に大きな翼を持つ金髪の少女が、バルコニーに立っていた。その後ろには、もう一人少年がいる。
「私は…この翼がなければ良かったのに……って、本気でそう思ったことが何度もあるの…」
金髪の少女は、身体を覆うように翼を前に広げ、右手でその翼を撫でるように触れた。
「……何故…?」
後ろに立っていた一人の少年がそう問いかける。
「……あの子は…フィルシアは、いつもこの私の翼を見ていた…。そう…まるで羨むような…ううん…むしろ恨んでいるかのような瞳で…」
少女はそう言うと、少し悲しげな表情を浮かべた。
「恨む…?……気のせいじゃないのか…? 君と…そのフィルシアという子は姉妹で、…とても仲が良かったって聞いたけど…」
「お父様からそう聞かされたのね…。そう…確かに私とフィルシアは、とっても仲の良い姉妹だった…でも…あの子の翼は、同い年の子と比べるととても小さくて…私や他の子は、自由に空を飛んでいるのに、自分だけ空を飛ぶことができなかった。…だから…もしかして、そのせいじゃないか……と思うのだけれど…私にも、はっきりとしたことは分からないの…。フィルシアがいなくなってしまったのも、この翼のせいなんじゃないか…って…思うと………」
「そんな…! そんなことないよ…きっと……他の理由があるはずさ…とにかく、そんな風に自分を責めない方が良い…」
「……………………。」
「…って…こんなこと…何も事情を知らない僕が言えることじゃない…よな…。君の気持ちも知らずに…ごめん…フレディア…」
「……ううん。いいの、…話を聞いてくれて、ありがとう…」

後半は小説風ではなく、無理やり会話のみで終わらせました。(><;)
相手のキャラは、誰なのかは、あえて言いません。(^^;
この絵を描いた当時は…確か「囚われのお姫様」なイメージで描いたと思うんですがお題なのでこんなストーリーに…。。微妙にネタバレ臭い;(05/10/09story更新)

034-路地裏
「ナユタ…お前…こんなところで何をやってるんだ…?」
路地裏で、セルシスがいきなりオレに話かけてきた。今日は、全くの別行動だったのに、まさかこんなところで会うなんて…。しかし、今日のセルシスは、いつもと何処か様子が違う。
「…ど、どうしたんスか?こんなところで。セル…いや、副隊長」
セルシスは、オレの上司みたいなもんで、任務中はこう呼ぶように言われている。名前で呼ぶとどうなるかというと、……必ずと言って良いほど往復ビンタをくわされる。
「オイ、何やってるんだって、…言ってんだよ!」
セルシスは、見た目は超美人だが、性格がかなりキツイ。ちょっと返事が遅れただけでも注意されるほどだ。
「…何って…ちょっくら任務のための買出しに…」
「…買出しぃ? ガイの奴にパシリにされたか? 年下にパシリにされるとは…お前も情けない男だなあ」
そう言いながらセルシスは、オレの肩をつかんだかと思うと、そのまま身体ごと寄りかかってきた。いきなり何を言い出すかと思えばわけの分からないことを…。でも……なんか、照れる…。
「なっ、いや、そんなんじゃないですって!」
やっぱり今日のセルシスは、何かおかしい。…というかいつも以上に威圧感が…。顔を良く見てみると…目が座っている。これはもしや……
「……副隊長……まだまっ昼間ですけど…もしや…飲んでたり……しません…?」
「…あぁ?何を?」
「あ、いや…だから…そのぉ…」
「……つべこべ言わず、はっきり言え! それだから、お前はモテないんだ…優柔不断な男は嫌われるぞ…」
そういうと、オレの答えも聞かぬまま、少しおぼつかない足取りでセルシスは去っていった…。

好きな女性から言われた強烈な一言…せっかくのチャンスともいえる瞬間だったのに逃してしまったことにも気づいていないナユタ(何)なんか、どうも中途半端なストーリーですみません…;;; っていうかこれのストーリーって…たしか…3通りあって、どれかを皆さんに選んでもらったような覚えがあるんですが…;; 何しろ1年半くらい前のことなので…項目もうろ覚え…;自分がどれに決めたかもすっかり忘れt(殴)
あぁ…;;; ご、ゴメンなさいっ(><;;; (05/10/09story更新)

035-ノスタルジィ
「旦那様、お茶をお入れしました」
 黒髪に近い灰色の髪に、くすんだ赤い色の瞳、猫のような獣の耳と尻尾を持つ女性(七[ナナ])が、縁側に座っていた男性にそう話しかけた。しかし、薄紫の髪に青い瞳をしたその男性(陸[リク])は、七の言葉を聞いていなかったのか、返事もせず、ただぼんやりと外を眺めていた。
「旦那様……?? どう…されました…?」
 妙に思った七は、陸にそっと近づきもう一度、そう話しかけた。すると、ようやく七の声に気づいたのか、陸は、七の居るほうへ振り向く。
「…ん? あ、七か。どう…って、べ、別にどうもしないけど、どうしてそんなこと訊くんだ?」
 一見、何もなかったかのように振舞っている陸。だが、何かをごまかしているような、そんなぎこちなさがあった。
「ええ…だって、今日は、お仕事からお帰りになられてから、お着替えにもならず、そうやって黙ってぼんやりと外を眺めて眺めていらっしゃるから…」
「……あ…あれ…そうだっけ…? は、ははっ、やっぱり、七には、敵わないな」
 陸は、言われて初めて気づいた様子で頭を掻きながら苦笑した。
「七は、いつでも旦那様のことを見ていますから」
 そんな陸を七は、ニコニコと穏やかな笑顔で見つめる。
「それで、一体何を考えてらっしゃったんですの?」
 陸は七のその質問には、すぐには答えず、ゆっくりとまた外の景色に目を向けた。
「……いや、なんとなくな…。あの夕日を見ていたら、故郷が懐かしくなっちゃってさ」
「故郷…」
 七は、その言葉を聞いた瞬間、少し表情が固くなった。
「オレたちみたいに、こうして違う種族と結婚する人ってのはそうそう居ないだろう…? 異種族同士が結婚することはおろか、かかわり合うことさえ、禁忌としている国も少なくないし。…逆に許されている国の方が珍しいくらいだ」
「……………」
「オレの生まれ故郷であるあの町は、『人族』のみが住む町だった。だけど、異種族間の結婚は許されていた。それでも『町から出て行かないといけない』っていう条件つき…もう、二度と町の中には入れてもらえないんだ…」
「……………」
 七は、陸の話を、ただ黙って聞いていた。
「でも、町を追い出されたのは事実だけど…あの町はオレは大好きだった。その気持ちは今でもあんまり変わらない。平和で、夕日の映える良い街だったよ…」
 そのとき、七は、暫く閉ざしていた口を開いた。
「……旦那様は、…七と一緒になったこと、……後悔されているのではありませんか…?」
 少し俯きながら、不安げな表情でそう言った。
「……? 七、何で今更、そんなこと言うんだよ…絶対そんなことないよ。お前と一緒になったことは、絶対、後悔なんてしてない。もちろん、これからも後悔なんてしない!」
 陸は、迷いの無い真っ直ぐな瞳で七自身を見据えてそう言った。
「…旦那様……」
 七は、ホッとしたように、元の穏やかな表情に戻った。
「あ…いや、でも、ごめんな…オレ…お前の気持ちも考えずに、不安にさせるようなことを言って…」
 今度は、申し訳ないと言った様子の陸。
「…いいえ。七は、旦那様の本当の気持ちが分かればそれだけで十分ですわ♪」
 さっきまでの不安気な様子が嘘だったかのように、ニコニコと明るく振舞う七。それを見て、陸もホッとしたようだ。
「七と初めて出会ったのもあの町だった。……いつか、…あんな堅苦しい戒律なんかなくなって、いつかまた、伍季をつれて三人であの町に行ける日が来ると良いな…」
「…そうですわね」
 二人は寄り添いながら、また外の遠くの景色を眺めていた。

「ねえ、パパ、ママ、そんなところで何してるの?お茶、冷めちゃうよ? ママ、晩御飯まだ〜?」
 しばらくすると、後ろの方から、二人にそっくりな猫耳の少女が、甘えたような声でそう言いながら現れた。
「あ、あら、伍季ちゃん、ごめんなさい。今、晩御飯の支度をしますわ♪」
「もう!パパったら、まだそんなカッコしてるの?早く着替えなよ〜。じゃないと一緒に晩御飯食べれないよ?」
「おわっ、伍季、ごめんごめん。今から着替えるよ」
二人は、娘に他愛の無い文句を言われながらも、そんなときこそ幸せを感じるのであった。

自分の表現力のなさをいつも痛感するのであった。(何
なんだか、一見ほのぼの〜なお話になってしまいましたが;
異種族間の結婚とは、この世界ではかなり厳しい世界なのです。(05/11/22story更新)

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このお題は、「happy together」様の提供によるものです。

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