「俺様は強い!! 何たって強い!!! 俺様に敵う奴ぁいねえ!覚えときなっ!!!」
「俺様の息子がそんなんじゃ、俺様の面子が立たねぇ。よし、俺様がお前の高所恐怖症、治してやる!良い方法しってっから、今すぐ俺様について来い!」
「壱流……おめぇ、今度でいくつになった?────そうか…おめぇももう14か…早ぇなぁ………あれから14年も経っちまったのか……」
「…フン。いくら長様のご命令とあれど、その命令だけは聞けねェな。それに、…俺様は、一族で“一番強い長様”に勝てるほどの力は持ち合わせちゃあいないぜ。その昔、お前さんに勝ったっていう男は、俺様じゃない…他を当たってくれや」