「リシナってば……蓑虫さん、こんなに可愛いのに何で怖がるのかしら…?……わたしにはその心理が分からないわ〜」
「ああぁ〜ごめんなさい。でもそんなにわたしにそっくりだったの?うーん…残念ね。ぜひ見てみたかったわ。…ほんとにごめんね。私のせいで逃げちゃって…」
「あ…。そうだっ……。リシナ、虫が嫌いだったんだわ。あの子…虫を見るとすぐに逃げ出しちゃうのよ。うっかり忘れてたわ〜」
「二人ともありがとう。ちょっと待っててね。もう少ししたら帰れるから、もう少しそこで、待っててくれるかしら」