「俺は絶対に強くなってやる。父さんから貰ったこの赤いスカーフに恥じぬように…」
「そんなお礼を言われるほどでもないんだけどな。ま、そんな気にするなって!」
「おい、お前…キルディックとか言ったな。お前は一体何者だ!? ワンスとは同じ歳と言っていたが…どうして、そんな子供があんな奴らに追われてるんだ!?」
「あ、ああ……。でも、俺も壱流と同じ意見だぜ、そんなに、気にすることないって。その傷だって、きっと寝てる間にベッドから落っこちたときにでも、できた傷だろ」
「これが……壱流の言っていた……ダーク零斗…か?……想像以上だな…。ものすごい殺気を感じる…。まともに戦ったらさすがに、ヤバそうだ…」