「キルさん、ぼく…足手まといにならないように頑張ります!だから一緒に連れて行ってください。」
「あっ! き、キルさん、あそこに小屋が見えますっ。…も、もうすぐ日が暮れそうですし、そのっ…まだ、道…間違えたかどうか分からないし…えと…あのっ…」
「…キルさんについて行きたいと思ったのは、お義父さんから頼まれたからだけじゃありません。キルさんは、強くて、凄く真っ直ぐで、そんなキルさんは、ぼくの憧れだから…。」
「………だ、…だけど、…あの場所は危ないです。人間達の出入りも多いし、人目に付きやすい…その上、身を隠せるような箇所があまりにも少なすぎます。…もも…もっと違う道を探した方が……」